延期、延期で散々待たされたノータイムトゥダイ。緊急事態宣言が終了というタイミングでの上映によりダニエル・クレイグ演ずるジェームス・ボンドが見納めになるのも何か意味があるのかもしれません。
少し興奮気味にポップコーンとコカ・コーラゼロを買いロビーのテーブルで入場時間を待ちました。流行る気持ちを抑えきれずうっかりコカ・コーラゼロを膝にこぼしてしまいましたが心はすっかり不死身の007だったので濡れたズボンなど意に介さず颯爽と入館しました。
上映時間は実に164分。つまり2時間44分という長さはこぼしたコーラで濡れたズボンが乾くには充分な長さです。前作のスペクターから続くストーリーと迫力満点の映像に引き込まれあっという間に過ぎました。何人かの人はロールエンドが始まるとそそくさと出ていきましたが本当の映画好きはロールエンドの最後まで席を立ちません。もちろんこの映画も最後まで席を立ってはいけません。
映画のあとはどこかいいお店がないかと三宮センター街をブラブラ。人が戻ってきた三宮センター街。袖すり合うも他生の縁。仮に行き違う人と知り合っても仲良くなれる人となれない人は当然いるはず。とは言えそんな事を思うよりただ通りを歩いて沢山の人とすれ違う事が精神衛生上とてもいい効果を生む事を改めて実感しています。
しばらく歩くと何やらこじんまりとしたオシャレなパスタのお店がありましたよ。
奇しくも今日は鰯の日。
なので鰯と松の実のスパゲティーをオーダーしました。
北海道釧路産の大鵬鰯と松の実のパスタ。
シチリアでは欠かせない食材の鰯と松の実そしてシチリア発祥の太めでストローのように穴の空いたパスタのブカティーニ。このブカティーニなる麺を食べるのは初めてです。最初の一口は少し硬い感じでいわゆるアルデンテ?と思いながらも食べ進むうちに麺は柔らかくなってきました。これがブカティーニという麺の特性なのかどうかは今は判断できません。もう少しいろんなお店で食べ比べてから結論を出そうと思います。
私こそが鰯です! と主張する大鵬鰯の味と香り、そして松の実の食感がとてもよく幸福感を醸し出してくれます。ブカティーニの硬い麺の歯触りと噛みごたえのあるモグモグ感はもしかしたら好き嫌いの別れるところかもしれません。が、僕はこの個性的なブカティーニは好きなタイプの麺です。
神戸と言えば一貫楼の豚まんが有名です。
1個210円ですがはっきり言って551の豚まんより値打ちあるなと思いました。生地と言い具と言い、味とボリュームは最高です。
半分くらいの大きさのミニもありました。こちらは1個130円とお手頃です。虫養いにちょうどいいかもしれません。
これが秋の休日の僕の1日でした。
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